<小論文について>

小論文はほぼ全ての大学で出題されると思います

 

二次試験で出題されるのであれば、準備はその直前でよいでしょう

 

小論文が苦手でも、決まった手順で考え記載すれば、得意・苦手に関係なく、答案を作成できると思います

 

小論文では、

必ず論ずるに値するテーマが与えられます

 

問題文を読んだら、

なぜそのテーマが論ずるに値するのか、

すなわち論点を考えます

 

論点とは、肯定/否定賛成/反対のような相対する意見で議論できるような小テーマのことです

 

問題文が論点そのもので、肯定/否定の議論ができればいいですが多くの場合はテーマに関連する論点を自分で勝手に設定し、肯定/否定の形で議論できるようにします

 

小論文は、文章を書くことだけでなく、

この論点を抽出することが重要です

 

一般的なテーマについては、既知の論点があり、それについて肯定/否定の議論をすることで答案を作ります

 

多くのテーマに関する肯定/否定の議論をあらかじめ把握しておけば、試験の際にどちらかの意見に乗れば答案が作れます

 

決まった手順としては、

論点を抽出し、それに関する肯定/否定の議論を、どちらの立場に立つか決めます

 

どちらの立場に立っても、

肯定する意見、否定する意見をそれぞれ2つずつ考えます

 

すなわち、テーマを与えられたら、

それがなぜ議論の的になるかを考え、

議論の的になる根拠である論点と、

それを肯定/否定する意見を2つずつ問題用紙にメモするわけです

 

小論文ではこの作業をいつも決まり事として行います

 

小論文は論ずる必要があり、決して思うところをただひたすら書いてはいけません

 

論じていないと論理が正しいかどうか評価できないため、点数がつけられなくなってしまいます

 

次の作業についても記載しようと思いましたが、書籍の内容通りですので、割愛します

 

小論文の書き方は「小論文を学ぶー知の構築のために」と「樋口裕一の小論文トレーニング」の2冊で学びました

 

論点の抽出』、『記載のお作法』が書かれています

 

決まり事を守って解答作成を数回練習しておけば、受験の際にも手が止まることなく記載できます

小論文を書くにあたっては、

ぜひ読んでおいていただきたい書籍です

 

小論文できちんと論じるために必要な考え方を学ぶことができる良書です

 

各テーマがなぜ議論の的となるのかということについて基本的な考え方を知ることができます

 

読んでみてタイトルの「知の構築」がなるほどと思えました

 

この本は、きちんと論理的に文章を組み立てるための背景知識を身につけるために必読だと思います


上で述べたことも含めて、

自分はこの本で小論文のお作法を学びました

 

書き方のお作法はこの本で、枝葉はその他の本で身につければ対策は十分です

 

移植など生命倫理に関するテーマの論点を抽出し、なぜ議論の的になるかということを学ぶことができます

 

命に関する考え方を身につけるための本です

死とは何か


医師として避けては通れないテーマですが、そもそも死とはどのようなものだったのか

 

すなわち昔の死や現代の死といった各時代における様々な死の形を学ぶことができます